2018年10月30日に放送された「ザ!世界仰天ニュース」で、絶対に食べてはいけない意外な食べ物として、私たちが普段口にする、モロヘイヤが取り上げられていました。
私自身も普段からよく口にするモロヘイヤ。
あのネバネバがたまらないんですよね♪
納豆や長いも、大和いも、オクラが大好きな私にとって、モロヘイヤも欠かせない食材です。
そのモロヘイヤ。
なんと死の危険性を伴っていることが判明!
実は間違った食べ方をすると、なんとも恐ろしいことに…。
情報共有のため、番組の放送内容をまとめてみました。
食材の基本情報、健康や美容効果に関する情報も加えているので、参考にしてみてください。
Contents
モロヘイヤとは
世界三大美女のうちの一人であるクレオパトラもよく食べていたと言われているモロヘイヤ。
栄養価が高く健康食材として有名で、青汁の原料として用いられています。
モロヘイヤの保有している栄養素の驚くべき効果は、不治の病の患っていた古代エジプトの王様を難病から救ったという伝説が伝えられているほどです。
そのため、モロヘイヤはアラビア語で「王様の野菜」という意味だそうです。
近年、家庭菜園で取り入れられる野菜として人気急上昇中のモロヘイヤ。
栄養価も高く、健康・美容効果もあるモロヘイヤを、夏の間、何度も収穫できるのが人気の理由です。
暑さにも強く、誰でも簡単に育てられる野菜なので、家庭菜園を始めてみようと思っている方、モロヘイヤを取り入れてみてはいかかですか?
モロヘイヤに含まれている栄養素
モロヘイヤは、アオイ科ツナソ属に分類される緑黄色野菜です。
そのため、βカロテンを多く含んでいます。
βカロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保つことから乾燥や肌荒れを予防改善する効果があります。
また、血流改善から肌再生のターンオーバーを促すビタミンE、βカロテンやケルセチンなどの抗酸化作用のある成分も豊富に含まれており、アンチエイジング効果も期待できます。
茹でるとネバネバした成分を出すことでも知られているモロヘイヤ。
この粘り気成分の正体はムチン。
ムチンは、コレステロールの吸収を高めたり、動脈硬化を予防する効果があります。
風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも効果的です。
モロヘイヤは、生活習慣病、夏バテ、花粉症にも効果的と言われています。
健康効果と美容効果の両方を得られる、とっても優秀な夏野菜のモロヘイヤ。
積極的に献立に取り入れましょう。
モロヘイヤのおすすめの食べ方
モロヘイヤは、軽く茹でておひたしにして食べるというのが一般的に良く聞く調理法です。
もちろん、おひたしにして食べるのも良いのですが、もっと効率よくモロヘイヤの栄養素を摂取する方法があります。
それは、油炒め!
モロヘイヤには、ビタミンAが豊富に含まれています。
このビタミンAは、油と一緒に摂取することで吸収率が格段に上がります。
アミノ酸を多く含む豚肉やニンニク、ネギ、ニラ等の食材と一緒に摂取することで、モロヘイヤが保有している食物繊維の吸収率もアップします。
これらの食材と一緒に油で炒め、美味しく、そして効率よくモロヘイヤの栄養素を身体に取り入れましょう。
番組で紹介された情報
健康食品として有名なモロヘイヤですが、実はモロヘイヤのある部分が、フグ毒に匹敵する猛毒を持っているんだそうです!
実例
自宅でモロヘイヤを育てた主婦が、収穫したモロヘイヤをおひたしにして一口食べた。その数分後、突然心臓の鼓動が、まるで全速で走った時のように高まる。激しい動悸に襲われ、座っていられず横に。呼吸が乱れ、汗が滝のように噴き出て、猛烈な吐き気に襲われた。中毒症状から約3時間後、鼓動も正常に戻り、汗も引いた。命に別状は無かったが、一口ではなく、もう少し多く食べていたら、命の危機に陥っていた可能性もあった。
原因:オリトリサイドと呼ばれる物質
オリトリサイドとは、フグ毒やトリカブト毒に匹敵するような、人の命に関わるような猛毒。
この物質は心臓毒と言われ、心拍を異常に活発にするそうです。
さらに、この毒は胃腸の蠕動運動や発汗をコントロールする迷走神経を過剰に刺激します。
吐き気や動悸、異常な発汗を引き起こし、最悪の場合は心不全を起こし死亡する可能性もあるそうです。
とても怖いですね。
モロヘイヤのサヤ
オリトリサイドと呼ばれる心臓毒が含まれているのは、モロヘイヤのサヤ。
特にサヤの中にある小さな種子に猛独があるのです。
花が咲いた後にできる種子。
最も心臓毒の濃度が高く、危険とされているサヤを、実例の女性は、知らずに調理して食べてしまったのです。
まとめ
実は、22年前にモロヘイヤの種子を食べて牛が3頭も死に至る事故があったそうです。
それ以降、厚生労働省や農研機構が注意喚起していますが、まだ意外と知られていないこの事実。
もちろん、市販されているモロヘイヤは、まだ花が咲く前の柔らかい茎と青葉。
毒になる成分はないので、安心して食べられます。
家庭菜園の場合、ついつい収穫する時期が遅れてしまって、種子やサヤが混じってしまう
可能性があります。
家庭菜園でモロヘイヤを育てている人は、モロヘイヤの鞘を絶対に食べないよう気を付けましょう。